毎年4月桜の季節になると、長浜では「ヨイサ、ヨイサ」のかけ声と、しゃぎりと呼ばれる笛や太鼓の音色が聞こえてきます。
長浜曳山まつり(ひきやままつり)です。
長浜曳山まつりは、2016年に、18府県の「山・鉾・行事(やま・ほこ・やたいぎょうじ)」と共にユネスコ無形文遺産に登録されました。
このページでは、はじめて長浜曳山まつりを観覧される人へ楽しみ方をご紹介します。
日時 | 2024年4月13日(土)、14日(日)、 15日(月)、16日(火) |
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アクセス | 長浜八幡宮と近隣の町中で行われます。 長浜までのアクセスはこちら |
駐車場 | 会場には臨時駐車場がありません。市営駐車場や有料駐車場はありますが、交通規制により、大変混雑が予想されるので、電車のご利用をおすすめします。 |
長浜曳山まつりとはどんなお祭り?
滋賀県長浜市で、毎年4月13日〜16日までを中心に行わる長浜八幡宮のお祭りです。
子供が演じる狂言(歌舞伎)が見どころで、日本三大山車祭の祇園祭(京都)高山祭(岐阜)と並ぶ一つで、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
子供狂言の行われる曳山の12基のうち、毎年交代で4基の組が演じられています。(※子供狂言が行われる12基とは違った形の長刀山(なぎなたやま)を含めると13基)
長浜曳山まつりのはじまり
戦国時代、長浜城主となった羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)ときから、長浜曳山まつりが行われました。
男子誕生の際に祝いで、町の人に砂金を与えられたのを元手に曳山を造り、長浜八幡宮で曳かれました。
長浜の発展とともに江戸時代、曳山に各山組が豪華な装飾を加えるようになったり、子供歌舞伎をされるようになったことから現在の祭りとなりました。
長浜曳山まつりの見どころ
何と言っても子供狂言(歌舞伎)が見どころです。以前に県外の友人が、長浜へ来てくれた際に、曳山祭りを見に行きました。曳山の豪華絢爛はもちろん、子供狂言(歌舞伎)を見て「素晴らしい!」と、しびれていました。
途中まで本当に女の子が演じていると思っていたようで、曳山祭りで演じるのはみんな男の子(5歳〜小学生)だと伝えると、衝撃で軽いショック状態になっていましたが、すぐに感動が倍増していました。
さっき毎年交代で4基の組が演じられていると書きましたが、
今年の曳山祭りは、ユネスコ無形文化財登録記念で、曳山全13基が2017年4月15日(土)19時半ごろ勢ぞろいする光景が見られます。(2006年以来の11年ぶり)
歴史ある長浜のにぎわいと、目の前に並ぶ曳山の迫力。その中で演じる子供たち。想像を超えた光景が見られること間違いありません。
最近の全基揃った際の写真が手元になく、祖父のアルバムの中から昔の写真が出てきました。
とても古い写真ですが、迫力がありますね。これは楽しみです!
観光ではじめて長浜曳山まつりを観覧した友人の感想です
ユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、長浜に大きなお祭りがあるということを知り、長浜へ観光で訪れてみたいと思いました。
実際に長浜へ訪れてみると、長浜の町や通りが人で溢れ、町中の活気を感じました。曳山全基が集まる御旅所へ行き、曳山の迫力と子ども歌舞伎を楽しみましたが、本当に素晴らしかったです。
祭りの途中、素朴な疑問がありました。各の山の提灯の絵柄が違って、「なんで絵柄が違うんだろう?」と言う会話をしていたら、「あれは家紋で田町の“田”や山によって違うんや。お節介ですまんな。」と隣におられた地元の方が丁寧に教えてくださり、様々な質問にも快く応えてくださりました。
お陰で何も知らない曳山まつりがはじめての私でもお祭りの素晴らしさが膨らみましたし、人をもてなす精神を持った町の人たちが支えておられるのだと、長浜の町の良さを感じることができました。
地元の方々に愛されて、何百年と続いてきたお祭りなんだと思うと、感慨深いものがありますね。また来年も楽しみにして長浜へ訪れたいです。
過去の長浜曳山まつりの様子です
長浜曳山まつりの日程
日時 | 2024年4月13日(土)、14日(日)、 15日(月)、16日(火) |
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アクセス | 長浜八幡宮と近隣の町中で行われます。 長浜までのアクセスはこちら |
駐車場 | 会場には臨時駐車場がありません。市営駐車場や有料駐車場はありますが、交通規制により、大変混雑が予想されるので、電車のご利用をおすすめします。 |
学生さんが積極的に祭りに関われるよう、祭りの本日(ほんび)を休講にする学校もあるくらいの盛り上がる曳山まつりです。
長浜曳山まつりをより楽しみたい方は曳山博物館へ行こう!
ちなみに曳山まつりの山車は、長浜の町中に設置されている蔵に、保管されています。普段は蔵の扉が、閉められていますが、曳山博物館へ行けば、曳山が2基ずつ展示されているので、実物を見ることができますよ。
毎年、曳山まつりを楽しみに長浜へ訪れる方もいるくらい、観光で日本中から大勢の人が訪れます。はじめて曳山祭りを見る人は、博物館を見学しておくと、さらに楽しめますね!
施設名 | 曳山博物館 |
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開館時間 | 9:00~17:00(入館受付時間は16:30まで) |
入館料 | 大人(高校生以上)個人 / 600円 小・中学生 個人 / 300円 |
住所 | 滋賀県長浜市元浜町14-8 |
URL | 曳山博物館 |
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