ナガジンを始めてから半年が経ちました。休日は何用もないのにカメラをぶら下げながら、長浜を散歩することが多くなりました。街の中を歩いていると、ふとした瞬間に「あっ!!!」っとなる瞬間があります。それは“トマソン”を見つけた瞬間です。
↑古本屋さんで見つけた、赤瀬川原平さんのトマソン大図鑑。(これをみてから長浜にもトマソンがないか探してみたくなった。)
今回は長浜で見つけたトマソンの写真を紹介します。
トマソンってなに?
トマソンとは一体なんなのでしょう?Wikipediaには、↓このように書かれています。
超芸術トマソンとは、赤瀬川原平らの発見による芸術上の概念。不動産に付属し、まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物。Wikipediaより一部抜粋
Wikipediaから抜粋してきましたが、これを読むだけでは少し分かりづらいですね。
トマソンの語源
トマソンの語源は、いったいどこからきたのでしょう?
トマソンの語源は、プロ野球・読売ジャイアンツ元選手のゲーリー・トマソンに由来する。トマソンは、元大リーガーとして移籍後1年目はそこそこの活躍を見せたものの、2年目は全くの不発でありながら四番打者の位置に据えられ続けた。その、空振りを見せるために四番に据えられ続けているかのような姿が、ちょうど「不動産に付着して(あたかも芸術のように)美しく保存された無用の長物」という概念を指し示すのにぴったりだったため、名称として採用された。Wikipediaより一部抜粋
トマソンとは非常に説明がしづらいものです。説明より写真を見た方が早いので、こちらをご覧ください。
長浜で見つけたトマソン
1. 一階部分がない螺旋階段
見えにくいので、正面から。
なんとかよじ登れても、降りるときが怖い。
2. 壁に向う無用階段
階段を登った所で壁しかありません。上下運動に使えますが。
3. 外から開けられないドア
中へ入るには合い言葉が必要です。
4. ドアを開けたら泥棒もびっくり
写真を見ていくと、この辺でなんとなく分かってきませんか?
5. 仲良く道路に並ぶ橋柱
やっぱり離れているよりも隣にいたい♥
6. バスが来るのか不安になるバス停
7. キング オブ トマソン 長浜タワー
長浜のシンボルタワーです。観光客の中には写真を撮る人も。
長浜タワー 1964年(昭和39年)に、地元の資産家が「長浜にも東京タワーのような名物を」という理由で建設。ビルは5階建てで、その上部に「長浜タワー」と文字の入った鉄塔が立つ。なおビルの正面には「NAGAHAMA TOWERBILL」と英語表記が入るが、「BILL」はスペルミス。Wikipediaより抜粋
スペルミスなんてご愛嬌。最上階から長浜を眺めてみたい。
まとめ
トマソンをなんとなく感じていただけましたでしょうか?機能していない物が単純に無用な物というわけではなく、ちょっと笑ってしまったり、可愛らしさを感じられませんか?
長浜タワーを見ても、不動産に付随して機能は全くありませんが、街のシンボルタワーのようになっており、断じて無用な長物ではありません。私が子供の頃からそこにあり、時代と共に変わる街の風景の中、変わらずに昔を感じれる貴重な不動産です。きっとそう感じているのは私だけではないはず。