すっかり懐かしくなったインスタントカメラのフジカラー「写ルンです」。
デジタルカメラが普及する以前は、旅行先や日々の暮らしの中で誰もが手軽に使っていました。
今はスマホやデジタルカメラの画質の高さに見慣れてしまった時代です。
コンビニやスーパーで売られている姿を見かけると懐かしく感じ、改めてどんな写真を撮ることができたのか気になります。
そこで今回は写ルンですを使い、長浜の風景を撮ってみることにしました。
写ルンですで、長浜のレトロな風景を撮影しよう!
早速ですが、すでに写ルンですで撮影してきたので、写真をみてみましょう。
【メガネの大学堂】ここは長浜の駅前で日常から通ってる道なのに、フィルムを通して見ると何十年も前の風景を見ているような気分になります。
【長浜タワー】長浜の昭和レトロ建築物の代表に間違いありません。空の青と「NAGAHAMA TOWERBILL」の錆びた赤い文字のコントラストが映えます。
【もりそと化粧品店】大通寺の近くにある化粧品店さんの建物。昭和レトロな店構えです。看板、自動販売機、ディスプレーのすべてが味わい深く、写ルンですで撮ると、令和の時代に撮った写真だとは思えないくらいの渋さを持っています。
スマホで風景の写真を撮るのも良いけれど、フィルムにしか味わえない色あせがある。すぐには確認ができない緊張感があるのも魅力です。
それに現像後に想像してたイメージとまったく違う写真が出来上がってくるのも醍醐味ですね。w
写ルンですとデジタルカメラを比べてみよう!
せっかくなので、写ルンですと同時に愛用している富士フィルムのX-PRO2と写真を撮り比べてみました。
X-PRO2は富士フィルムのプロ向けシリーズのデジタルカメラです。
まるでフィルムカメラのようなデザインで、ダイヤル調整なので使い心地もフィルムカメラに近いです。
今回は写ルンですに近い色合いで撮ってみたいのでfuji x weeklyのfujicolor superia 800の設定を参考にさせてもらいました。
比べてみると写ルンですの方は、ちょっとピンクが掛かっています。青の濃さは特徴的ですね。
レンズがプラスチックなので写りがふんわりしていて、まるで古い映画のシーンのように見えます。
写真の青色が、圧倒的に強くてコントラストがとても綺麗です。
写ルンですは、空の青さがとても良くでるので、空を幅広く撮ることを意識しました。
空と建物を撮る場合は、逆光を避けてシャッターを切ってみると良いですよ。
デジカメに自然と出ないケラレ(角に影が入る事)があって可愛いです。
現代的な物を入れない方がレトロな写真を撮れますが、新しい物が入っても、昔の写真に見えるのになぜ新しい車が入ってる!?という違和感も楽しめます。
デジタルカメラで撮ったほどの鮮明さは無いものの、1,300円程の価格でここまで感情豊かな表現ができるとは思いませんでした。意識してレトロな写真を撮りたい時に、写ルンですってものすごく良いですね。
デジタルとは違うフィルムならではの魅力
長浜には昭和レトロな雰囲気のある建物や看板の文字がいっぱいあるので、写ルンですで撮るとタイムスリップしたような写真が撮れました。
次は人物や料理を被写体にして撮ってみたいです。
写ルンですは難しい操作は一切ない手軽さ強みであり、フィルムを巻く際のジリジリする感覚、シャッターを押す時の緊張感がデジカメでは味わえません。
同じタイミングでデジタルカメラのX-PROを使いましたが、機能以上に圧倒的に大きな違いは重さです。
正直なところ重さのあるデジタルカメラは、長距離の旅行では持って行こうか悩むことがあります。
写ルンですはそんな悩みを解決してくれます。とにかく軽い!カバンに入っているのか分からないのが魅力です。
フィルムの現像はちょっと高いのがネックですが、それ以上に仕上がりが待ち遠しくなる事が醍醐味です。
10〜20代の人は物心がついた時からデジタルカメラが当たり前なので、フィルムは新鮮で新しく感じる人が多いと思います。
昔はよく使っていた30代以上の人は改めて写ルンですに触れてみると、何かおもしろい発見があるかもしれませんよ。ぜひ使ってみてください。