長浜観光に来てちょっと休憩〜となっても、長浜にはスタバやドトールはありません。その代わり40年、50年という長い歴史ある喫茶店があります。
(追記:こちらのお店は閉店されました。)
半世紀以上にわたり、長浜で営まれているお店。その名もマスカット珈琲。
昭和31年、長浜市に初めてできたコーヒー専門店
こちらのマスカット珈琲店さんが開店されたのが昭和31年(1956年)今から58年も前のこと。長浜市で最初にできたコーヒー専門店です。
「なぜそんなことを知っているのか」って?
外の看板に書いてありました。
このあたり一帯は豊臣秀吉の重臣増田長盛(ましたながもり)の屋敷跡です。当店は明治二年に建てられた土蔵を改造したものです。昭和三十一年長浜市初めての珈琲専門店として開業し、現在に到りました料理研究家医学博士東畑朝子(とうはたあさこ)先生により文藝春秋刊誌上「コーヒー店漁り」記にて本物のコーヒーを飲ます店として絶讃され以後名士多数御来店をいただいています。北国街道うまいもん処 マスカット珈琲店の看板より
こちらの看板にも書いてある通り、マスカット珈琲店は、増田長盛(ましたながもり)屋敷跡にあります。
豊臣秀吉の重臣のお屋敷跡にあるお店なんて、長浜らしさがあり、コーヒーと歴史をおもいっきり味わえるじゃないか。
ちなみに増田長盛さん?誰?ってなりますよね。石田三成さんの同僚と言えばなんとなくお分かりいただけるでしょうか。
▼ ここにしかないコーヒーにはわけがある
カランカラン〜(ドアベルの音)
コーヒーを一杯いただくとしよう。
オリジナルロゴが入ったコーヒーカップがすごく可愛らしい。
あぁ〜伊吹山系から何年もかけ流れてきた天然の伏流水(ふくりゅうすい)でネルフィルターで作られたコーヒーはサイフォンにはないまろやかな甘い香りがしてやっぱいいなぁ〜。
「おまえ味が分かるのか!」って?
紹介されているWebページで知りましたが、井戸から湧き出た美味しい水と、手入れに手間のかかるネルフィルターでコーヒーが作られているんですね。長く愛されている理由の1つに、ここのお店のこだわりがありました。
▼ 昔懐かしい喫茶店のマッチ
帰りにお店に置いてあったマッチをお土産にもらいました。最近はマッチが置いてある喫茶店が見当たらなくなりましたね。
残念ながら閉店されました・・・
そんな私のお気に入りのマスカット珈琲店ですが、
残念ながら2014年11月いっぱいで閉店されました。。。(涙)
58年という長い歴史の中をタイムスリップしたかのような空間で、ゆっくりコーヒータイムを味わいさせてもらいました。ありがとうと一言伝えマスカットを出る。(カランカラン〜)
長浜には長浜にしかない喫茶店がきっとある、街歩きしながら探してみよう。
<こちらで紹介している、お店でもゆっくりコーヒーが飲めますよ!>
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