長浜を観光する上では欠かせない大通寺。御坊さん(ごぼうさん、ごぼさん)とも街の人に呼ばれるお寺があります。
以前も紹介しましたが、大通寺の山門の修復作業が完了したと聞いたので、早速行ってきました。
大通寺の山門のプチ情報
大通寺の山門は、長浜市指定の文化財で江戸時代末期(1841年)に建立されたものです。2013年の5月から修復工事をされており、しばらく白いシートが被さっていたので、観光で訪れた方は少し残念だったかもしれません。
表参道から見えるこの姿こそ街のシンボルです。
ここから見られるは山門は見事!
なんとなくですが、私は表参道から山門までの雰囲気が、「男はつらいよ」に出てくる柴又の帝釈天に似ていると感じています。そうなんです!この大通寺の山門の下でも「男はつらいよ」のロケがされました。
※最近では、重要文化財である大通寺の本堂も映画「偉大なるしゅららぼん」のロケでも使われています。
要するに大通寺は映画でも使われるくらい立派な場所なんです。
大通寺の山門をトコトン近くで見てみよう
半年ほど前になりますが、修復中に行われた現場見学会に参加してきました。
この白いシートの中へ潜入します。
昔は、山門の上まで登れたようですが、現在は登れませんので、この機会を逃すといつ見られるか分かりません。
この迫力。屋根をここまで近くは見られないですよね。屋根のふき替えは50年ぶりと伺いました。
ここまで近くに来て分かりました。瓦の一つ一つに大通寺とかかれているんですね。目が良い人だと山門の下からでも読めるかも。
年月が経過しており、劣化の激しい物はこうやって復元されています。
瓦には当時作られた方の名前と日付が書かれています。
文化八年(1811年)辛未(かのとひつじ:干支)八月。
この曲線。
昔の絵はがきから大通寺を見てみよう
昔から観光地には絵はがきがありますよね。大通寺にもあったようです。見てみましょう。
▼ 大谷派本願寺別院大通寺 小照(しょうしょう)
いつの時代のものか分かりませんが、この絵はがきも古いものです。
▼ 老松を経て國賓本堂を
伏見城の遺構とされる本堂や大広間などは国の重要文化財です。
▼ 名勝地 含山庭(がんざんてい)
名勝庭園に指定されている、枯山水(水のない庭)の含山軒(がんざんけん)と蘭亭(らんてい)庭園です。
奥に滋賀県で一番高い伊吹山が見えます。
▼ 佛骨奉安忠魂塔
まとめ
長浜駅前には黒壁スクエアがあり、古い街並を生かした観光地になっていて、一番奥に大通寺という立派なお寺があります。初めて長浜に来られた方は、ここまで来てみてください。
また個性的なお店もあり、路地や街の中を流れる川を見ながら歩くと楽しみ方が広がります。
長浜観光をするなら、文化財だらけの大通寺は行かなあかん場所です。
大通寺へのアクセス
〒526-0059 滋賀県長浜市元浜町32−9