長浜市にある琺瑯看板(ほうろうかんばん)を探して第4回目となりました。どんどん看板の写真が集まってきているので、ホーロー看板の専用WEBサイトにした方が良いのではないかと気持ちで書いています。
今回は比較的に街でのハッケン率が高いコカコーラの看板を集めてきました。
コカコーラのCMといえば、2001年頃だったでしょうか、「ココロが求めている。No Reason コカコーラ」がとても印象に残っていて大好きです。
いま見ても当時を思い出して懐かしいです。
コカコーラの看板から年代を見分ける方法
同じコーラでもペプシコーラは、ロゴマークがころころと変わっており、ロゴマークの見た目で年代の変化が分かりやすいのですが、コカコーラのロゴはほとんど変わっておらず、年代を分別するのが少し難しいです。
下の写真に青枠で印を付けた部分を見ると。微妙に違いが分かります。
Coca-Colaのロゴマークの上にある小さな文字(ショルダーコピー)で、大体の年代が分かるので比べてみます。(参考にさせていただきました:お散歩 Photo Album)
それでは見てみましょう。
年代別のコーラのホーロー看板
長浜市内で見つけた中で一番古いタイプの看板〜新しいものまで一覧にしてみました。
1.【1957年〜1970年】DRINKの文字が大文字のコカコーラのホーロー看板
コカコーラが日本で販売されたのが1957年で、それから1970年までは、丸い赤枠にロゴマークと“DRINK”と大文字で書かれたものが使用されていました。最低でも44年はここに設置されていることが分かります。
2.【1957年〜1970年】DRINKの文字が大文字のコカコーラのホーロー看板
(追加:2014.11.6)
3.【1957年〜1970年】DRINKの文字が大文字のコカコーラのホーロー看板
非常に写りが悪いですが。(追加:2014.11.6)
4.【1971年〜1986年】Drinkの頭文字“D”だけが大文字になったコカコーラの看板
1971年からは、Drinkの“D”のみが大文字に変わり、四角い赤枠にロゴが入った看板となりました。このタイプの看板が一番よく目にします。
5.【1971年〜1986年】ファンタ、スプライトのロゴ入りコカコーラの看板
下部にコーラと並び、ファンタとスプライトのロゴもあります。駄菓子屋さんで購入し、空瓶を持って行くと十円が返って来る仕組みでした。
6.【1971年〜1986年】錆びついたコカコーラの看板
錆と劣化で読みにくいですが、Drinkバージョンの看板。この頃、白い缶のコカコーラLightという商品もありました。コカコーラLightって懐かしい〜!
7.【1971年〜1986年】錆びすぎて不明なコカコーラの看板
錆びすぎて背景のトタンと同化してしまっています。四角いので、おそらく1971年〜のものです。
8.【1987年〜】DrinkからEnjoyに変わったコカコーラの看板
1987年からは、長年使用されていた“Drink”から“Enjoy”に変わりました。これは現在自動販売機でもよく見ますね。(Enjoyに変わった理由は不明)
ペプシコーラの看板もありました。
コカコーラの看板を探している際に、ペプシコーラの看板も見つけました。
9.【1962年〜1972年】の間に製造されたペプシコーラの看板
こちらは以前にも紹介しましたが、看板のロゴは1962年〜1972年までの間に使用されたロゴマークです。
10.【1957年〜1961年】ペプシコーラの琺瑯看板
棚の奥にあるためか、年代の割に劣化が少ないです。
ペプシの日本での販売が1957年〜です。描かれているビンのロゴの形状は1940年〜1961年の間に使用されているもの。ということは、1957年〜1961年のもの???
おまけ シールタイプのペプシ看板
こちらは琺瑯看板ではないのですが、古いロゴのペプシを見つけたので紹介します。
1962年〜1972年まで使用されていた書体が使われています。
ココロが求めている。琺瑯看板を探すことに理由なんてないさ
コーラの看板を探して調べるまでは、とくに何も気にしていませんでしたが、すっと長い間使われているロゴマークも、微妙なデザインの違いがあるところが面白いです。それに40年以上もそこに設置してある看板が、今でも見られることが琺瑯看板探しの醍醐味かもしれません。
長浜にはまだまだありそうですが、見つけ次第どんどん追加していきます。琺瑯看板を探すことに理由なんてないさ〜。(No Reason!)