昔、祖父が商売をしていたこともあって、実家の物置には当時の道具が残っており、その中に金属製の看板がある事に気がつきました。ただ日本語の文字とロゴマークが印刷されて、なんだか雰囲気がかっこいい看板ということだけで、それがホーロー看板だという事は知りませんでした。
その後、デザインや広告に関心を持つようになり、電車の中吊り広告や、街でポスターなど広告を意識的に見る機会が多くなり、近年改めてホーロー看板広告の良さに目がとまりました。
「シンプルで強い印象を与える広告」っていいなと感じてます。
そもそもホーロー看板ってなに?
調べてみるとホーロー看板とは、
●光沢のある塗装、印刷された金属製の看板
●ホーロー(琺瑯)を英語で翻訳したらエナメルだった
●屋外用として使用される看板の一種
●明治•大正•昭和中期まで商品宣伝手法の主流だった
●商品サイクルの加速化や住宅事情、メディアの発達により徐々に姿を消す
といったものをホーロー看板と言います。そうかホーローってエナメルの事なんだ。
今回は長浜駅近郊を散歩しているうちに出会った5つのホーロー看板を紹介します。
それではどうぞ。
長浜駅近郊で見つけたホーロー看板
1. ヒガジマル醤油•キリンビール
ひっそりとはっきりした看板があります。
2. アサヒビール
親切な家主さんにみせていただき撮らせていただきました。ありがとうございました!
3. オリエントファイナンス
現役バリバリ連続ホーロー看板です。
4. 味の素
この看板に感動しました。ふりがなが、あ“ぢ”のもとなんです。
5. 日新化成肥料
この瞬間は、童心に返るというか宝物を見つけたような不思議な感覚になります。
まとめ
他にもあるのですが、今回は一部だけ紹介しました。今も現役でバリバリ使われているホーロー看板、少し寂しさを感じるホーロー看板もありました。
長浜を歩いていて、ホーロー看板がある風景は、街のアルバムのようだと印象をうけました。長浜に訪れるとレトロな景観を楽しんでもらえたり、歴史を感じノスタルジックな気分になれます。
小さなホーロー看板が街のスパイスとして混ざっていることも、懐かしい街の風景を作り出す要素の一つです。