長浜にアメフトの歴史あり！ルールを知らないアメリカ人が魅力を体験してきた

ハローマイフレンズ！アメリカはアーカンソー州から長浜へやってきたアイザックです。

今年で66回目となる、アメリカンフットボールの大会「長浜ひょうたんボウル」の観戦に、編集長と長浜ドームへやってきました。

アイザック

アメリカから長浜へきて、英語のティーチャーをしています。アーカンソー州ってどこ？と聞かれた際、「クリントン元大統領の出身地です」と答えると、なぜかみんな納得してくれます。好きな食べ物は、ラーメン大学の“みそバターチャーシュー麺と餃子”です。

先に言っておきます。アメリカ人だからといって、みんながみんなアメリカンフットボールのルールを知っているわけではありません。

えっそうなん！？当然、知ってると思ってた。アメフトのルールを知らない2人で見るのもな〜。詳しい方に教えてもらおう。

茂森清嗣さん

大学時代までアメフトのプレイヤーとして活躍。最近までヘッドコーチとして、長浜市立南中学校のアメリカンフットボールに携わる。現在は滋賀県アメリカンフットボール連盟の役員。

先生、今日はどうぞよろしくお願いします！

アメリカンフットボールの世界へようこそ。

長浜とアメリカンフットボールの関係

故吉川太逸先生

長浜は、日本で唯一アメリカンフットボールが根付いた町

長浜は、唯一日本でアメリカンフットボールが根付いた町である。戦後間もない時期に、中学校にアメリカンフットボールが伝わり、長浜南中と長浜西中の2校は、全国の中学アメフト界において草分け的な存在である。また高校においても、かつて長浜市内の6校全てにアメフト部が存在し、老若問わず長浜市内の北から南の端までアメフト経験者が居られる地域である。長浜ひょうたんボウルパンフレットより引用

長浜ひょうたんボウルとは？

湖北（長浜）をアメリカンフットボールの聖地にしようと大きな理想に燃えて昭和26年3月、元長浜北高校グランドで第1回大会が開催されたのが始まり。
アメリカンフットボールのゲームでは甲子園ボウル、ライスボウルに次ぎ日本で3番目に古いボウルゲームとされている。滋賀県アメリカンフットボール連盟より引用

もともとアメリカで人気のスポーツですが、終戦後に教師であった、故吉川太逸（よしかわたいつ）先生が、アメリカ人との体格差を痛感したため、日本の青少年の体力向上を目的に、始められたとご本人から聞きました。

昭和26年（1951年）からって、すごい歴史ですね！

ちょうど今から試合があるんで、楽しんでください。

アメリカンフットボールの迫力を間近で体感。

1. アメフト初心者はルール云々の前に、迫力ある戦いを楽しもう！

アメフトは簡単に言うと、陣取り合戦なのですが、まずはルール云々の前に、選手たちの迫力あるぶつかり合い（コンタクト）をみてください。

男たちの熱い戦いですね。ルールを知らなくても、この迫力はわかります。

空中戦も目が離せないですよ。

飛んでる！

2. アメリカンフットボールは、どんな体格の人でも適したポジションがある

例えば、太っているから、スポーツができない。背が低いから自分には向いていない。人それぞれの違いがありますが、アメリカンフットボールは、役割が細分化されており、体が大きい人は相手をブロックする役割があり、背が低くくても適したポジションがあります。

ボールを持っている選手を“守る”ということですね。かっこいい。

いろんな体格の選手がいるから、いいチームになるんです。

アメフトは、どんな体格の人でもできるスポーツ。背が低くくても、大きな体格の選手に勝るスピードを生かせばいいんです。

3. 選手交代は自由！すべての登録選手に出番のチャンスがある！

気になったことが。ゲーム中、選手交代がやたら多いのです。

え。選手の人数が多くない？

アメフトは野球のように攻守がはっきり決まっているスポーツであり、フィールドに立つ選手は、1チーム11人で、攻撃専門と、守備専門の11人が交代しながら、ゲームを展開します。

4回の攻撃で10ヤード進めば、新たに1回目の攻撃を与えられゴールに進んでいきます。

同じ選手が何回出入りしてもOKですし、高校や大学は人数制限がありません。

それと気になったのが、

あの人たち、チームのジャージを着ているし、TV局のカメラマンじゃないですよね。

あそこだとフィールド全体が見れて、チームの戦況をコーチ陣に無線で伝えてるんです。戦略を理解すると、もっと楽しさがわかりますよ。

他の球技と違って、ベンチ入りの選手・スタッフに制限がありません。（これは、高校や大学にかかわらず）

アメフト初心者は、頭で考えてもわからないから物は試し、やってみよう！

1. アメフトのボールでキャッチボールをしてみる

ルール以前にボールをうまく投げれないと話になりません。選手は簡単に投げているように見えるパスを体験してみましょう。

あれ？まっすぐ飛ばない。難しいね。

投げる時はボールにシュート回転をかけるんだよ。

ははは。

笑ってごまかすな。

2. 後方にいる味方選手にスナップしてみる

赤いユニホームが攻める側で、白いユニホームが守る側になります。全ての攻撃はスナップで始まります。※スナップとは、プレー開始時に後方にいる味方選手にボールを渡すことです。

パスを受け取るポジションの人を、クォーターバックと呼び、プレーを指示する攻撃のリーダーです。この人からオフェンスが始まります。

アメフトならやっぱこれっしょ。

え、近くないですか？

ははは。

茂森さんまで。。。

3. 茂森さんにタックルしてみる

あっそうそう大事なことを言い忘れてた。これだけタックルしても、引っ張ってもファールにならないスポーツだけど、ヘルメットのフェイスマスクをつかんだり、襟元を引っ張ったりするのは危険行為だからダメ。

へぇ〜。そうなんですね。

例えばこんな感じで。

No〜〜〜っ！！！！！！

フェイスマスクじゃありません！ヒゲです！

は、ははは。。。

すみません。ちょっと熱くなりすぎました。

頭部への打撃は、相手選手の首を痛める危険行為です。それとタックルは、ボールを持った選手に対してしましょう。

茂森さん、ボール持ってないから・・・。

長浜には三世代でアメリカンフットボールを楽しむ家庭も

今回、茂森さんから「長浜にはアメフトの歴史があるよ」と、依頼をいただき取材をさせていただきました。

話の中で印象的だったことが2つあり、

1つ目は、「長浜ひょうたんボウルの歴史だけで66年あり、おじいちゃん、お父さん、孫の三世代でアメリカンフットボールを経験している家庭がたくさんある。」ということ、

これは確実に地域にアメリカンフットボールが根付いている証拠であり、人気のサッカーですら、長浜で三世代やっている家庭は、まだ少ないかもしれません。

2つ目は、「小学校でフラッグフットボール(タックルのないフットボール)を授業で行い、子供たちの頭で戦略を考え、行動することを教えていきたい。」ということでした。

頭と体を鍛えられるアメリカンフットボールの魅力を、子供たちに伝えたいと、熱く話していただきました。

長浜は身近にアメフトがあり、すでにアメフト界のレジェンドが生まれている町です。これからもっと多くのスター選手が生まれてくるのが楽しみです。

これからラグビーのように、日本中で熱く盛り上がる予感がする。願いを込めて。

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君はアメフトをもう少し勉強しようね。

アメフトを、楽しく一緒にしませんか？小中学生のメンバーを募集！

日本少年アメリカンフットボールチェスナットリーグ加盟チーム創部につき小中学生・メンバーを募集します。またスタッフ（コーチ、トレーナー、マネージャー）もあわせて募集しています。

練習は、日曜の9時から12時まで、長浜市内で行いますので、詳細はお電話にてお伝えします。

興味のある方は、長浜西中学校の体育館でフラッグフットボールの練習をされているので、一度見学に行ってみてください。

お問い合わせ	担当：茂森（090-3284-0905）お電話の際、お名前、住所、電話番号、学年をお伝えください。
チーム後援	滋賀県アメリカンフットボール連盟 / 長浜市アメリカンフットボール協会 / チェスナットリーグ本部